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2023.08.31 THU

Vol.4 「どうぐ」を通して見えてくること

Vol.4 「どうぐ」を通して見えてくること

コンテンツ・テキストデザイナー 安達 剛士

北欧インテリアショップに10年以上勤務し、鳥取、東京で約8年間店長を経験。北欧の暮らしにある本質的な豊かさに魅了され、自分らしさを楽しめる暮らし、コーディネートを多数手掛けた。
2022年より故郷の鳥取に戻り有限会社フォーリア・インテリア事業部を設立。インテリアコーディネーター資格を持ち、空間ディレクションの他、暮らしを楽しむ発信を行うなど広くインテリアに携わる。
2児の父でありながら、子どものように好奇心旺盛なインテリア愛好家。

“信頼”でつながるものづくり

1616/arita japanの根底にあるもの。それは、ものづくりに携わるひと同士の信頼。百田陶園、デザイナー、窯元、と繋がる信頼の輪こそ、ものづくりの神髄であることに気づかされます。長く食卓で活躍する器には決まって、生まれてくるまでにさまざまな背景があるものです。“これまでにないスタンダード”を掛け声に集まった各分野におけるプロたちが、それぞれに想いを込め、1つのものに辿り着く。そんなものづくりが世界へ向けて発信するブランド・1616/arita japanの原動力となっています。

物語は、ものと出会いから生まれる

ものを使うことから生まれるさまざまなストーリー。そのタイミングは、見つけたり、手に入れたときであったり、長い年月の間に起こる出来事であったりもします。普段何気なく手に取る、そんな日常に溶け込んでいる些細なことさえもひとつの物語なのです。私たちはデンマークである家庭を訪問した際に、1616/arita japanのお皿を見つけました。暮らしに馴染むその姿を見て、心が通じ合ったような感覚を覚えました。そしてそれは、発売から時を経て、1616/arita japanが照準を合わせていた“世界”へと着実に広まっていることを感じさせるワンシーンでもありました。

「どうぐ」と「ひと」の関わり

北欧・デンマークといえば、世界でも幸福度の高い国として知られています。その背景の一つには、前向きなものとの向き合い方が存在します。ただ機能を満たすだけのものではなく、想いの通う「どうぐ」であるかが、その価値を高めます。その「どうぐ」があることでどんなシーンが生まれ、どんな時間を過ごすことができるのか?その裏には、「ものの先に何が生まれるのか」を考えて手にする文化があります。それが愛着を生み、長く親しまれる「どうぐ」へと変わっていくことにつながる。デザイン大国とも評される歴史は、「どうぐ」と「ひと」との向き合い方の歴史でもあります。それは、私たちが求める豊かさの一つのかたちかも知れません。

長く親しまれる「どうぐ」に必要なこと

「伝統」と「今」を融合させた1616/arita japanのプロダクトとデンマークのものづくりには共通点が感じられます。それは、過去からの文化を受け継ぐ一方で、未来へもしっかりと目を向けているという点です。伝統に裏打ちされたクラフツマンシップがものづくりの根底にありながら、視線の先には長く「どうぐ」に親しむ暮らしが見えています。

世代が変わっても受け継ぐことのできる「どうぐ」には、デザイン性、機能性、耐久性が土台として必要です。1616/arita japanは、それに加えてものづくりに懸ける想いも伝えるブランドです。そんなところから、私たちに「長く受け継ぎたい」という想いが新たに芽生えてくるのです。

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fremtiden

「Fremtiden」はデンマーク語で
「未来へ」を意味する言葉。
私たちの決意と願いを込めて名付けました。

携わるすべての人たちが心豊かに過ごすために
「過去〜今〜未来」への道のりを
美しいところも、今起きている課題も
すべて正直に、皆等しく伝えます。

お店を通して、育てる人、作る人、使う人
みな理解し合い
ものにまつわるすべてを、
大切に丁寧に愛着をもって作り
使い、育て、次の世代へ
繋げていくことを願っています。

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