fremtiden brand manager Toshiyuki Hisatomi
fremtidenの発起人でbrand manager / product manager。1977年福岡県生まれ。大学卒業後、一貫してインテリアの世界に身を置き、営業・デザイン・設計・工場運営・品質管理・法務など、多種多様広範囲の業務を経験。様々な業務と立場、国内外の物作りの現場を見て感じた未来への課題・願い・希望を胸に、作り手と使い手双方が寄り添える豊かな未来を目指したブランド「fremtiden」を立ち上げ中。猫とラーメンと自転車をこよなく愛する、中学生の一児の父。
わたしたちfremtiden
fremtidenは、福岡市西区姪浜にあるインテリアショップです。「めぐる、めぐる。LIFE PATH – 100年先につながる暮らし」をコンセプトに、北欧や国内のインテリアや雑貨を中心に未来につなげたい「どうぐ」を取り揃えています。お店は楽天ECショップに、2024年春開業予定のリアル店舗、そしてこのオウンドメディアを運営しています。持続可能な循環型社会という言葉をよく見かける今という時代。私たちは長く大切に共に過ごしたいと思える「どうぐ」を通して、100年先につながる心豊かな「暮らし」ってなんだろう?ということを、みなさんと一緒に知り、体験し、考え、暮らしに取り入れる場。そんなお店を目指しています。
つながる暮らし
でも100年先つながる暮らしってどんな暮らし?誰もが思う疑問ですよね。じつは私たちもまだはっきりとその姿が見えているわけではありません。しかしイメージはあります。それは童謡「おじいさんの古時計」。おじいさんと共に過ごした時計に、おじいさんの人生を投影した哀愁を感じる歌ですが、そこには道具を通して使い手の思いや人生が世代をこえ引き継がれていることも感じられます。そういった道具が暮らしに自然と存在する。童謡の時計を身近な「何か」に置き換えて想像してみる。たぶんきっと、こういうことなんだと思います。そういった道具に囲まれた暮らしの中で生まれる「何か」と続けるために必要な「何か」。それを過去を懐かしむのではなく、私たちが未来へ向けてどうつなげるか。みんなで見つけていきたいと思っています。
つながる道具
しかし、それを行う暮らしの道具には必ず満たしていなければならない条件はあります。長持ちすること。必要な機能が満たされていること。使い手にフィットすること。流行に左右されないデザインであること。なにより自分が大切に使いたいと思える愛着をもてること。そのような良質な「どうぐ」これは、それぞれの趣味趣向や用途・頻度・捻出可能なコストで、暮らしに取り入れる道具はかわるので、暮らしの数だけそのパターンは存在します。とはいえ、これを全て取り扱うのは、今の私たちでは難しいので、北欧や国内を中心に、それらを満たしていると心が感じたもの。それが今のお店の中心となる「どうぐ」たちです。
暮らしの循環をつづけるために
そのような「どうぐ」と共に100年先につながる暮らしを実現するためには、共に過ごす良質な暮らしの「どうぐ」も長く供給されることが必要です。ながく供給されるためには、育て・教え・作り・売り・使い・運び・直し・捨て・再生する一連の流れがすべて循環しなければいけません。 たとえば、陶磁器のマテリアル(原材料・素材)の石や土。どんな場所で取れ、誰が掘り、どうやって運ばれているか。運ばれたものはどのように製品となるのか。そこで働く人たちの暮らしはどうなのか?ここが持続可能な状態で循環の流れにあるのか?もちろん歴史や文化、風習や思い。普段の生活ではなかなか知り得ないが、循環を維持するなかでみんなにとって大切な情報。遠いようで実はすごく身近。これってすごく大事ですよね。私たちは、ただ「どうぐ」を提供するだけでなく、こういった大切なことを、オウンドメディアでの情報やリアル店舗での体験を通してお伝えしていきます。
fremtiden 願いをこめて
ブランドネーム「fremtiden」。何と読めば良いか迷ってしまう日本では使うことが少ない言葉ですが、「フラムティーデン」と読みます。デンマーク語で「未来へ」を意味する言葉で、私たちのコンセプトへの想いと願いを託したブランドネームとして名前をつけました。 「めぐるめぐるLIFE PATH – 100年先につながる暮らし」。壮大で決して私たちだけでは叶えることができないテーマ。100年という時間の中で、きっと私達はその節目の時をみることはできません。しかしこの名前のお店とみなさんで作り上げていく「何か」は、きっと世代を超えて未来へとつながっていく。そんな願いを込め、私たちはどうぐとみなさまと向き合い、共に手を取りすすんでいきたいと思っています。よりよい豊かな暮らしを続けるために。